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 東京工業大、風力発電機が増設されても電力安定供給を可能とするプラグイン型制御技術を開発

発表日:2017.10.10


  東京工業大学は、風力発電機が増設されても電力安定供給を可能とする新たな制御技術を開発した。風力発電システムに新規事業者などの風力発電機が導入されると、運用実績に基づいて経験的に作成された既存の制御アルゴリズムが適用不能となることが予想される。今回研究グループは、先行研究において考案した理論を活用して、個々の風力発電機(サブシステム)の制御系に補足的なフィードバック制御アルゴリズムを追加するだけでよい「プラグイン型の制御技術」の開発に成功した。プラグイン型アルゴリズムであることから、電力システム全体に関する知識や情報を必要とせずに、事業者ごとにパラメータ調整を行うことが可能となる。また、当該技術の有効性は、電力システムの数値シミュレータモデルに風力発電機を接続して実施した詳細なシミュレーション実験により確認されており、電力自由化に伴う電力システムの複雑化などに対応した技術として期待できるという。

情報源 科学技術振興機構(JST) プレスリリース
機関 東京工業大学 科学技術振興機構(JST)
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | 東京工業大学 | プラグイン | 安定供給 | 発電機 | 電力供給 | 制御 | 電力システム | アルゴリズム
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