伊藤忠エクネス(株)は、(株)ニチユウ及び(株)鹿野興産と、石炭灰(フライアッシュ)の再利用事業を行う合弁会社を設立し、2017年11月より営業を開始すると発表した。フライアッシュとは石炭火力発電所から排出される石炭灰の一つで、東日本大震災以降操業を停止している原子力発電所の代替電力として、石炭火力発電所の新設・稼働が続いていることから、その排出量は今後増加が見込まれている。今回設立した合弁会社「カノウエフエイ(株)」では、フライアッシュを回収・処理し副資材を加えることで、アスファルト舗装工事の路盤材等に活用できるリサイクルビーズとして再利用・販売する。当初は、同社グループで石炭火力発電を行っている防府エネルギーサービス(株)のリサイクルを行うが、今後は他発電所も対象としていく予定という。