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 西松建設など、生分解性キレート剤による原位置土壌浄化技術を開発

発表日:2017.12.07


  西松建設(株)は、金沢大学と共同で、生分解性キレート剤を用いた重金属等汚染土壌の原位置浄化技術を開発した。同技術は、平成27年6月に共同開発したキレート剤による湿式洗浄(キレート洗浄)を基本技術とし、砒素や鉛といった重金属等の溶出量の基準不適合土壌を浄化対象とする土壌浄化技術。砂質地盤を適用対象とし、キレート剤を対象土壌に井戸を通じて注水し浸漬させ、土壌中の対象重金属等を抽出し、揚水除去できる。キレート剤の生分解性について、ラボ実験で検証した結果、キレート剤濃度は土壌細菌共存下で2日後に半減し、11日後に約90%低減する結果が得られ、速やかに生分解されることを確認した。今後は、実用化に向けて、実現場に試験適用し、効果の実証を行うとともに、得られた知見を基に技術の向上を図っていくという。

情報源 西松建設(株) 新着情報
機関 西松建設(株) 金沢大学
分野 水・土壌環境
キーワード 土壌浄化 | 西松建設 | 重金属 | 汚染土壌 | 生分解性 | 金沢大学 | 原位置 | 湿式洗浄
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