国土交通省は、住宅の室内環境と血圧など健康関連事象について、調査データに基づく、検証結果(第2回)などを紹介した。同省は、平成26年度から開始したスマートウェルネス住宅等推進事業において、「住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査」への支援を行っている。今回発表した検証結果は、調査の中間報告の一部。平成28年度までに得られた調査データ(改修前3,441人・改修後676人)から、1)起床時の室温の低下による血圧上昇への影響は、高齢になるほど大きいこと、2)室温の低い家に住む人ほど、起床時の血圧が高血圧となる確率が高いこと、3)室温の低い家に住む人ほど、動脈硬化指数と心電図異常所見が有意に多いこと、4)断熱改修後に起床時の血圧が有意に低下すること、などの知見が得られつつあるという。平成30年1月29日に、東京都内において、調査実施者主催の中間報告会が開催される。なお、この調査は、平成30年度まで継続される予定。
情報源 |
国土交通省 報道発表資料
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機関 | 国土交通省 |
分野 |
地球環境 健康・化学物質 |
キーワード | 省エネルギー | 国土交通省 | 住宅 | 断熱 | 健康影響 | 室内環境 | 断熱化 | 住宅の断熱化と居住者の健康への影響に関する調査 |
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