兵庫県立大学と京都大学の研究グループは、海洋性珪藻の一種であるツノケイソウを用いて、脂質やDHA/EPAのみならずフコキサンチンなどの生産を行うパイロットスケール実証を開始する。珪藻によるバイオ燃料などの生産が注目を集めて久しいが、培養コストの低減が大きな課題となっていた。今回、両大学は、姫路市の協力を得て、同市の下水処理施設(姫路市大塩町)の一画にパイロットプラントを設置した。下水に含まれる窒素分などを珪藻培養の栄養塩(肥料)として利用することにより、培養コストの大幅な低減を図り、現実的コストでの燃料、医薬品原料、養殖用餌料などの生産プロセス確立を目指すという。
情報源 |
兵庫県立大学 記者発表
京都大学 研究成果 科学技術振興機構(JST) 共同発表 |
---|---|
機関 | 兵庫県立大学 京都大学 科学技術振興機構(JST) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 下水処理 | バイオ燃料 | 実証 | 京都大学 | 栄養塩 | 窒素 | 培養 | 兵庫県立大学 | 珪藻 | 姫路市 |
関連ニュース |