長野県は、長野県環境エネルギー戦略の平成28年度の進捗と成果を公表した。同戦略は、より実効性の高い地球温暖化対策を展開するとともに、省エネルギーと自然エネルギーの推進に加え、環境エネルギー政策を統合的に推進するため、平成25年度から平成32年度までの8年間に取り組む施策や目標を盛り込んだもの。平成28年度の主な成果は、1)省エネルギー化の促進:家庭の省エネサポート事業者を新たに4社認定、2)自然エネルギーの普及拡大:固定価格買取制度を活用した収益納付型の自然エネルギー地域発電推進事業、地域主導型の自然エネルギー熱利用創出支援事業、防災拠点のグリーンニューディール基金事業、3)総合的な地球温暖化対策の推進:気候変動の影響への具体的な適応策の検討を促す「信州・気候変動適応プラットフォーム」の構築、等となった。また、温室効果ガス総排出量は、平成22年度から減少傾向にあり、自然エネルギー導入量は太陽光発電を中心に増加したという。