トヨタ自動車（株）（トヨタ）のブラジル生産・販売事業を担う事業体であるToyota do Brasil（ブラジルトヨタ）は、ガソリンに加えてエタノールなどのアルコールを燃料として走行できるフレックス燃料車（FFV）にハイブリッドシステムを搭載した試作車（ハイブリッドFFV）を公開したと発表した。ハイブリッドFFVの開発は、2050年までにグローバル新車平均走行時CO2排出量の2010年比「90％削減」や車両のライフサイクルでのCO2排出量ゼロを目標とする同社の「環境チャレンジ2050」における取り組みのひとつでもあり、2030年にはグローバル販売台数における電動車を「550万台以上」とする電動車普及に向けた取り組みの一環。今後、ブラジルでのテスト走行を通じてデータを収集し、ブラジルにおける実用化に向けて、ハイブリッドFFVの耐久性やパワートレーン性能などの検証を進めていくという。
