環境省および林野庁は、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界遺産一覧表への記載推薦に係る国際機関による評価結果などを公表した。両省は、同地を世界遺産一覧表に記載するための推薦書をユネスコ世界遺産センターに提出した(平成29年2月)。
今回、世界遺産委員会の諮問機関である国際自然保護連合(IUCN)の評価結果が同センターに通知され、同地の「記載を延期」することが適当であると勧告された。「記載を延期」とは、より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの(推薦書の再提出後、約1年半をかけて再度諮問機関の審査を受ける必要がある)とされている。同地の記載の可否については、平成30年6月24日から7月4日までバーレーンで開催される第42回世界遺産委員会で決定するという。