環境省、林野庁、文化庁、外務省及び国土交通省は、「富士山」の世界遺産一覧表への記載推薦に関するイコモス(ICOMOS(国際記念物遺跡会議))の評価結果を公表した。我が国では、平成24年1月に「富士山」(文化庁・環境省・林野庁の共同推薦)及び「武家の古都・鎌倉」(文化庁・国土交通省の共同推薦)の世界文化遺産への推薦書をユネスコ世界遺産センターに提出。その後、同年8月~9月にイコモスによる現地調査が行われた。今回、世界文化遺産として推薦を行っている「富士山」について、ユネスコ世界遺産センターより、三保松原を除き「記載」が適当とのイコモスの評価結果及び勧告が通知された。今後、平成25年6月16日から27日まで、プノンペンで開催される第37回世界遺産委員会において、同勧告を踏まえ、世界遺産一覧表への記載の可否が決定されるという。なお、「武家の古都・鎌倉」は、「不記載」が適当とされた。