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 住友電工など、養豚場の汚水処理施設に外付けできる膜分離装置を開発

発表日:2018.05.30


  住友電気工業(株)と(一財)畜産環境技術研究所は、既存の養豚用浄化槽に外付け可能なMBR(膜分離活性汚泥法)装置を開発したと発表した。畜産排水の処理においては、活性汚泥法が採用されているが、水質や汚泥の性状によっては分離性能が安定しないなど、維持管理面の課題が報告されている。今回のMBR装置は、多数の膜を束ねて収納した「ケーシング型の膜モジュール」を使用することで、既存設備を使用したままで、短期間に設置可能で、維持管理も容易な装置構造であるという。汚水処理実証試験では、同装置による安定した汚水の処理性と装置の操作性の維持、細菌・原虫の除去などの衛生面での向上が確認され、同装置の汚水処理に対する適合性と、その性能が実用レベルに到達していることが実証されたという。

情報源 住友電気工業(株) プレスリリース
機関 住友電気工業(株) 一般財団法人畜産環境整備機構 畜産環境技術研究所
分野 ごみ・リサイクル
水・土壌環境
キーワード MBR | 活性汚泥法 | 畜産排水 | 活性汚泥槽 | 膜モジュール | ケーシング型
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