新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、NEDO事業「再生可能エネルギー熱利用技術開発(平成26~30年度)」の成果「地中熱利用システム専用の新型掘削機」を紹介した。地中熱利用システムの導入、普及拡大においては、地中熱交換器の設置コストの低減と、システム全体の高効率化を図る必要がある。今回紹介された掘削機は、鉱研工業(株)と(株)日伸テクノが開発したもので、地中熱交換器設置工事における掘削、孔洗浄、ロッド脱着工程に関する技術改良が施されている。同機を用いて、掘削実証試験(100m掘削を4回実施)を行った結果、掘削時間が30%以上削減され、従来工法の3分の1の人員で作業できるため、作業工数を20%以上削減できるという。