(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、同機構の産業技術研究助成事業の一環として、大阪府立大学産学官連携機構准教授の椎木弘氏が、「ナノ粒子めっき法」を開発し、導電性マイクロビーズを作製したと発表した。これは、携帯電話など液晶ディスプレイ(LCD)等に使用されている導電性マイクロビーズの金めっきを、導電性、工程の簡素さ、省資源、低環境負荷などの面で大きく向上させたもの。従来の「無電解めっき法」と比較し、導電性(1Ω以下)、めっき表面の均一性、分散性、さらには歩留まり(80~90%)の点で、優れた品質の金めっき導電性ビーズを大量に作ることができ、また、省資源の面でも、従来法より約40%も金を節約できるという。