総務省消防庁は、熱中症による救急搬送人員数の確定値を公表した。平成30年6月の全国における熱中症による救急搬送人員数は、前年同月よりも1,788人多い5,269人と集計された。1)年齢区分別の内訳を見ると、高齢者、成人、少年、乳幼児の順に多くなっており、2)搬送された医療機関での初診時における傷病程度等は、軽症(外来診療)が最も多く、次いで中等症(入院診療)、重症(長期入院)の順で、3)救急搬送状況(発生場所)については、住居が最も多く、次いで道路、公衆(屋外)、仕事場(道路工事現場、工場、作業所等)の順であった。一方、都道府県別・人口10万人当たりの救急搬送人員数は、沖縄県、群馬県、福島県の順に多かったという。