環境省は、「国立公園の宿舎事業のあり方について」を公表した。同省は、「国立公園満喫プロジェクト」において、国立公園の宿舎事業に係る諸課題の検討を行っている。「国立公園の宿舎事業のあり方について」は、8名の有識者からなる「国立公園の宿舎事業のあり方に関する検討会」での議論を踏まえて、宿舎事業に係る施策の方向性や具体的な対応策を示すために同省が取りまとめたもの。国立公園の1)現状と課題、2)利用計画、3)宿泊事業の基本的な考え方、4)宿泊事業が目指す方向性などが整理されている。「新たな宿泊体験の提供」と「既存エリア・施設の再生・上質化」の大きくは2つの「目指す方向性」が示されている。