富士フイルム(株)は、重点事業のグラフィックシステム事業の主要製品であるオフセット印刷用刷版材料が、経済産業省所管の(社)産業環境管理協会が認定する「エコリーフ環境ラベル」を取得したと発表した。同ラベルは、LCA(ライフサイクルアセスメント)データに基づいて、消費者に製品の客観的な環境情報(CO2量換算での温暖化負荷やエネルギー消費量など)を伝え、環境配慮設計製品の普及と拡大を図ることを目的として、同協会が平成14年6月から運用を始めたもの。同社は、昭和40年にオフセット印刷用刷版材料の生産を開始し、製品の機能と品質の向上を目指すとともに、環境負荷の軽減や省資源を目的とした環境配慮設計に取り組んできた。今回のラベル取得は、印刷関連資材(製版・刷版材料、業務用途の印刷用紙やインクなど、印刷物を作る過程で使用される資材)としては初めてという。