環境省は、「ペットボトルリユース実証実験結果の取りまとめ」を公表した。同省は、平成20年3月に「ペットボトルを始めとした容器包装のリユース・デポジット等の循環的な利用に関する研究会」を設置。平成20年7月には、「中間取りまとめ~ペットボトルのリユースについて~」をまとめ、ペットボトルのリユースについて、販売・回収・洗浄に係る実証実験や、消費者の誤用に係る実証実験を実施し更なる検討を行うべきとした。これを踏まえ、今回、平成20年8月以降に実施した実証実験、環境負荷分析(LCA分析)及び消費者アンケート調査の結果を取りまとめた。その中で、回収率の高いクローズドシステム(宅配)では、現時点でもリユースの積極的な導入が望ましいこと、一方、オープンシステム(店頭販売)では、回収率の向上やクローズドループリサイクル(ボトルへのリサイクル)の促進の検討が必要であること等を述べている。