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 新潟大と弘前大、多様な水生植物が生育する「小さな池」の存在を報告

発表日:2019.06.13


  新潟大学と弘前大学は、青森県つがる市内の小さな池(面積:0.14 km2)に希少種を含む多様な水生植物が生育していることを確認した。この池は、国内に2ヶ所しかない水生植物「ガシャモク(学名:Potamogeton lucens)」の自生地で、2017年以降は同種の「国内の北限」とされており、同種以外の水生植物の生育も確認されていた。今回、湿地モニタリング手法の開発を行うための調査研究の一環として、両大学と市民グループなどによる「水生植物相」調査が行われ、ガシャモク、ミズオオバコおよびイトイバラモなど15種類の環境省レッドリスト掲載種等を含む、合計57種類の水生植物がリストアップされた(調査期間:2017~2018年)。狭小な水域としては驚異的な多様性を有しており、日本の水生植物保全において重要な池であるという。

情報源 新潟大学 研究成果(PDF)
新潟大学 関連リンク(PDF)
機関 新潟大学 弘前大学
分野 自然環境
キーワード レッドリスト | 青森県 | 多様性 | 水生植物 | 新潟大学 | 弘前大学 | つがる市 | ガシャモク
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