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 岡山大と大阪大、「緑藻」が有する光化学系Iの詳細な構造を解明

発表日:2019.06.19


  岡山大学と大阪大学の研究グループは、「緑藻」の「光化学系I-集光アンテナタンパク質超複合体(以下、光化学系I)」の立体構造を解明したと発表した。光化学系Iは、緑藻が有するタンパク質のひとつで、効率的な光合成の下支えとなっていることが知られている。同研究グループは、3つの技術(サンプルの急速凍結による調製、クライオ電子顕微鏡による観察、光合成膜タンパク質の構造解析等)を駆使して、光化学系Iの立体構造を原子レベルで解析することに成功した。緑藻の効率的な光合成を行う仕組みの理解のみならず、人工光合成の実現に必要不可欠とされる太陽光エネルギーの高効率利用技術の開発につながる知見が得られたという。

情報源 岡山大学 プレスリリース(PDF)
機関 岡山大学 大阪大学
分野 環境総合
キーワード 大阪大学 | 光合成 | 緑藻 | 太陽光エネルギー | 人工光合成 | 岡山大学 | 光化学系I | クライオ電子顕微鏡
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