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 国環研とJAMSTEC、東アジアにおけるメタン放出分布等を発表

発表日:2019.06.20


  国立環境研究所と(国研) 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究グループは、東アジアにおけるメタン放出分布等を作成した。地球温暖化への寄与が最も大きいCO2については詳細な分析が行われているが、メタン(CH4)など他の温室効果ガスに関する研究蓄積は少なく、温暖化の実態解明や予測において大きな不確実要因となっている。同研究の対象は、主に日本・中国・韓国などを含む東アジア地域の陸域で、空間分解能が緯度経度0.25度(約25km)、時間分解能1年/1ヶ月でマップ化し、集計・解析を行った(主要な解析期間:1990〜2012)。解析の結果、1)近年(2000〜2012年)の東アジア地域の正味メタンの平均放出量は、年間約6700万トン、2)地表の吸収源である土壌酸化は約200万トン、3)人口が圧倒的に多く産業活動も盛んな中国の寄与が大きい等が明らかになった。これらの集計結果は、国連の気候変動枠組み条約において報告されている国別値とおおよそ整合するものであったという。

情報源 国立環境研究所 新着情報
機関 国立環境研究所 (国研)海洋研究開発機構
分野 地球環境
キーワード CO2 | 地球温暖化 | 温室効果ガス | 海洋研究開発機構 | 国立環境研究所 | メタン | 東アジア | 温暖化 | 気候変動枠組み条約 | メタン放出分布
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