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 東京農工大など、マングースによる在来カエルの逃避行動の変化を発表

発表日:2019.09.20


  東京農工大学、国立環境研究所、森林総合研究所の研究グループは、奄美大島において、絶滅危惧種アマミハナサキガエル(学名:Odorrana amamiensis)の逃避行動が、マングースによって変化したと発表した。島のような閉鎖的環境に生息する在来種は、捕食者がいないため、外来の捕食者に簡単に食べられてしまう事が知られている。今回、同研究グループは、少しでも逃げる個体が生き残りやすく、集団の進化として逃避行動を発達させていると予想し、検証するために同カエルの逃避開始距離を計測した。その結果、マングースの導入地点から近く、マングースの影響が強い地域に生息するカエルは、影響の弱かった地域と比べて、逃避開始距離が短い(すぐに逃げ出す)ことが分かった。この研究は、在来種の減少という側面だけでなく、性質の変化という視点から評価する事で、外来種による在来種への影響を理解することにつながると期待されるという。

情報源 東京農工大学 プレスリリース
国立環境研究所 新着情報
森林研究・整備機構森林総合研究所 プレスリリース
機関 東京農工大学 国立環境研究所 森林研究・整備機構森林総合研究所
分野 自然環境
キーワード 国立環境研究所 | 森林総合研究所 | 絶滅危惧種 | 東京農工大学 | 鹿児島県 | 奄美大島 | マングース | アマミハナサキガエル | 逃避行動 | 逃避開始距離
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