長崎大学は、奄美大島に生息する絶滅危惧種「リュウキュウアユ(Plecoglossus altivelis ryukyuensis)」の河川遡上生態に関する知見を発表した。同種は、河川遡上後に淡水域で成育すると考えられてきた。今回、同種の生活史の解明に向けて、親魚48個体の耳石の日輪解析と微量元素(Sr/Ca比)分析を行ったところ、河川遡上した後に一時汽水域に来遊していることや、来遊した時に高塩分を経験している個体ほど大型であることが明らかになった。同種は汽水域を成育場所として活用していることが初めて示唆され、同種の保全に資する知見が得られたという。
情報源 |
長崎大学 学術情報
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機関 | 長崎大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 絶滅危惧種 | 保全 | 鹿児島県 | 奄美大島 | 長崎大学 | 生活史 | 淡水域 | 遡上 | 汽水域 | リュウキュウアユ |
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