金沢工業大学と北菱電興(株)(本社:石川県金沢市)は、大学構内に「研究用いちご圃場」を設置し、建築、生産管理、温室効果ガス削減に係る実証研究を開始すると発表した。両者は2015年に圃場の制御技術に関する共同研究に着手し、2017年に開発したセンサによる遮光カーテンの開閉や空調制御の自動化に成功している。一方、同大学周辺における5G基地局の設置や、学内における再生可能エネルギーインフラ(太陽光発電による小エリア直流電力網、バイオマス発電装置)の構築など、新たな実証研究フィールドとしての環境が整いつつあった。今回、産学連携の枠組を拡げ、木造で、ドーム部の柱に地場材「能登ヒバ」の構造用合板を採用した施設を新たに築造し、エネルギー効率や「能登ヒバ」の耐久性・殺菌性などを評価する。また、花粉交配用昆虫の動きを高解像度・リアルタイムで捕捉することで、5Gを活用した遠隔指導の実現につなげる技術の実証を行い、廃温水利用システムや、大気からCO2を濃縮生成する装置の検証も予定しているという。
情報源 |
金沢工業大学 ニュース
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機関 | 金沢工業大学 北菱電興(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | バイオマス発電 | 温室効果ガス | エネルギー効率 | 金沢工業大学 | 北菱電興 | いちご | 自動化 | 5G | 廃温水利用 |
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