国立環境研究所(国環研)は、「グローバルカーボンプロジェクト(GCP)」の公表論文「Global Carbon Budget 2019」の概要を紹介した。GCPは2001年に発足した国際研究計画で、持続可能な地球社会の実現をめざす国際協働研究プラットフォーム「フューチャー・アース」のコアプロジェクト。同論文はGCPの研究成果をまとめた評価報告書で、2019年12月4日に国際学術誌(電子版)に掲載された。2019年の世界のCO2排出量は約0.6%増(2018年比)となり、CO2排出量の増加率は2017・2018年よりも低くなるとしている。石炭からのCO2排出量が米国で10.5%、欧州で10%減少しているものの、世界全体での排出削減目標を達成するには至っていないという。なお、GCPの国際オフィスは国環所とオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)に設置されており、国環研、(国研)水産研究・教育機構、(一財)エネルギー総合工学研究所および(国研)海洋研究開発機構は、最新観測データや推計データの提供を通じて、GCPに貢献している。
情報源 |
国立環境研究所 新着情報
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機関 | グローバルカーボンプロジェクト 国立環境研究所 オーストラリア(CISRO) 水産研究・教育機構 海洋研究開発機構 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | CO2 | 海洋研究開発機構 | 国立環境研究所 | CO2排出量 | グローバルカーボンプロジェクト | 排出削減目標 | エネルギー総合工学研究所 | 水産研究・教育機構 | フューチャー・アース | 国際オフィス |
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