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 グローバルカーボンプロジェクト(GCP)、世界金融危機にも関わらず人為起源のCO2排出量が2%増加と発表

発表日:2009.11.18


  (独)国立環境研究所と豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)に事務局がある「グローバルカーボンプロジェクト」(GCP)は、世界金融危機の経済的影響にも関わらず、2008年における人間活動に起因するCO2排出量が前年比で2%増加し、一人当たり年間1.3トン(過去最高)に達したと発表した。GCPは、地球環境変動に関わる国際研究計画の連携による「地球システム科学パートナーシップ(ESSP)」がスポンサーとなり、2001年に発足した国際研究計画。今回の調査によると、全世界の大気中CO2の濃度は2008年に385ppmに達し、産業革命以前に比べて38%増加。内訳では、石炭消費の増加を主因として化石燃料からの排出量が増加したものの、石油消費と森林破壊に起因するCO2排出量は若干減少したという。同成果は、2009年11月18日に、Nature Geoscience(英国地球科学専門月刊誌)の電子版に掲載される。

情報源 (独)国立環境研究所 記者発表
機関 (独)国立環境研究所 グローバルカーボンプロジェクト(GCP)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 石炭 | 国立環境研究所 | 化石燃料 | 石油 | 森林破壊 | グローバルカーボンプロジェクト | GCP | CSIRO | 金融危機
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