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 森林総研など、福島で開発した木材のメタン発酵プロセスの有効性を発表

発表日:2020.01.31


  (国研)森林研究・整備機構森林総合研究所などの研究グループは、福島県委託事業「メタン発酵による木質バイオマス活用実証事業(実施期間:平成28年10月~平成29年9月)」における研究成果を論文化した。発表したメタン発酵プロセスは、森林総合研究所が開発した「湿式ミリング処理」で木材をナノレベルにまで加工し、その木材粉末をメタン発酵させバイオガスを得るというもの。安定的に運転可能な条件が見出され、家畜糞尿からメタンガスを生成する場合の微生物組成は、木材成分にすることで大きく変化することが明らかとなった。また、木材を原料としたメタン残渣においては、リグニンが多く含まれており、芳香族物質へ分解および微生物発酵により工業原料として利用可能となるという。

情報源 森林研究・整備機構森林総合研究所 研究紹介
機関 森林研究・整備機構森林総合研究所 広島大学 広島国際学院大学 産業技術総合研究所 静岡大学
分野 環境総合
キーワード 森林総合研究所 | バイオガス | メタン | 木質バイオマス | リグニン | メタン発酵 | 南相馬市 | 湿式ミリング処理 | ナノレベル | 芳香族物質
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