(国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「再エネ利用水素システムの事業モデル構築と大規模実証に係る技術開発」において、水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド」(福島県浪江町)が完成し、稼働を開始したことを紹介した。同事業は、2016年に東芝エネルギーシステムズ(株)、東北電力(株)および岩谷産業(株)に採択され、2年間のFSフェーズを経て、実証フェーズとして、太陽光発電を利用した10メガワット(世界最大級)の水素製造装置を備えた施設を建設していた。毎時1,200Nm³(定格運転時)の水素を製造する能力を持つ。水素は、政府の「水素基本戦略(2017年)」においても、エネルギー貯蔵・利用(Power-to-Gas)として必要とされ、出力変動の大きい再生可能エネルギー活用のための電力系統需給バランス調整機能(デマンドレスポンス)としても期待されている。この施設の実証運用により、再生可能エネルギー由来の電力が最大限利用され、クリーンで低コストな水素製造技術の確立を目指すという。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
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機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 東芝エネルギーシステムズ(株) 東北電力(株) 岩谷産業(株) |
分野 |
環境総合 |
キーワード | 太陽光発電 | 水素 | NEDO | デマンドレスポンス | 浪江町 | 東芝エネルギーシステムズ | 水素基本戦略 | 福島水素エネルギー研究フィールド | 再エネ利用水素システムの事業モデル構築と大規模実証に係る技術開発 | Power-to-Gas |
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