北里大学などの研究グループは、新種のツブナリコケムシの仲間3種を発見し、学術誌に掲載されたことを発表した。コケムシは、水中の貝殻や海藻の上にコケのような群体をつくり、有用な生理活性物質が得られる種も報告されている。 新種として発表した3種はいずれも、身近な沿岸域に生息している種で、これまで、海外で報告されているものと同種とされてきた。 同研究グループは、詳細な形態観察から、松島湾の養殖カキに付着する種、磯などの潮間帯に生息している種が、共に未記載種であることを確認した。また、博物館での標本調査において、1934年~1987年にかけて相模湾で昭和天皇により採集されたコケムシ標本から、群体が細かく三叉に枝分かれする様のコケムシについても、新種であるとした。今後も同研究グループは、コケムシの多様性を明らかにしていく考えであるという。
情報源 |
北里大学 プレスリリース(PDF)
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機関 | 北里大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 新種 | 潮間帯 | 北里大学 | ツブナリコケムシ | コケムシ | 形態観察 | 松島湾 | 養殖カキ | 未記載種 | 標本調査 |
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