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 串本海中公園センター、和歌山の海で見つかった新種のエビを展示

発表日:2021.10.29


  串本海中公園センター水族館(和歌山県東牟婁郡串本町)は、新種のエビ「トゲツノミナミロウソクエビ(学名:nikoides subdistails)」の展示を行う。同種は、串本海中公園前に広がる錆浦海岸で、串本海中公園センターにより採集され、見慣れないエビであったことから、十脚甲殻類の分類を専門とする千葉県立中央博物館の研究員に精査を依頼していた。その結果、ロウソクエビ科ミナミロウソクエビ属の未記載種であることが判明し、学術誌に掲載された。トゲツノミナミロウソクエビは錆浦海岸の水深7-12メートルから得られた5標本に基づいて記載され、現時点では同地点でのみ確認されている。同センターは、今後の飼育・展示を通して、たくさんの方にその美しい姿を知っていただくとともに、さらなる生態の解明につなげていきたいと考えているという。

情報源 串本海中公園 イベント&新着情報
機関 串本海中公園
分野 自然環境
キーワード 新種 | 千葉県立中央博物館 | 飼育 | 展示 | 未記載種 | 串本海中公園センター | 串本町 | トゲツノミナミロウソクエビ | 錆浦海岸 | ロウソクエビ科
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