室蘭工業大学と住友化学(株)は、廃プラスチックを石油化学製品の原料として再利用するケミカルリサイクル技術に関する共同研究を推進すると発表した。室蘭工業大学は、PETに比べて原料モノマーへの分解・再利用が難しいとされてきたPE・PP(ポリオレフィン)のケミカルリサイクルに関する研究に取り組んでおり、石油精製などに利用されているゼオライト触媒を用いて、ポリオレフィンを任意のモノマーに選択的に分解するプロセスを見い出している(Y. Uemichi et al., 2017)。今回、既往研究成果に基づいて同大学が行う触媒の開発を、住友化学(株)がサポートするともに、廃プラスチックから低級オレフィンを効率的に生成するプロセスの開発を推進する。グリーンケミストリーの視点に立った産学連携の一環であり、住友化学ではオープンイノベーションを推進する新たな開発組織立上げも視野に入れているという。
情報源 |
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住友化学(株) ニュース |
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機関 | 室蘭工業大学 住友化学(株) |
分野 |
ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | グリーンケミストリー | ケミカルリサイクル | 廃プラスチック | 産学連携 | ポリオレフィン | 住友化学 | 室蘭工業大学 | オープンイノベーション | ゼオライト触媒 | 低級オレフィン |
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