環境省は、環境測定分析統一精度管理調査に関する令和元年度調査結果を公表した。同調査は、環境測定分析の信頼性の確保及び精度の向上を図る観点から、分析機関の測定分析能力の資質向上を目指して、昭和50年度から実施しているもの。今回、1)基本精度管理調査は、土壌試料(金属):鉛及びその化合物、砒素及びその化合物、2)高等精度管理調査は、模擬水質試料(農薬):イプロベンホス、フェニトロチオン、3) 同調査・底質試料:PCB、総水銀、を調査項目として実施。その結果、公的機関99、民間機関322、計421機関から回答があり、1)は、鉛及びその化合物、砒素及びその化合物のいずれも室間精度CVは10%前後であり良好、2)は、模擬水質試料では、室間精度CVは、参照項目のフィプロニル(21.4%)を除いて、9.06~18.9%と良好、3)は、PCBでは試料濃度に関わらず室間精度CV は過去の調査とほぼ同様の値(37.5~50.5%)、総水銀の室間精度CVは9.99%で良好であった。なお、調査結果は、測定分析統一精度管理調査ウェブサイトで確認できる。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境 |
キーワード | 環境省 | 分析機関 | 環境測定分析 | 基本精度管理調査 | 高等精度管理調査 | 底質試料 | 環境測定分析統一精度管理調査 | 土壌試料 | 模擬水質試料 | 測定分析能力 |
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