三菱化学(株)は、太陽光発電によるトラック運転室内の冷房システムを開発したと発表した。同システムは、太陽光発電で冷房機を運転することにより、停車中の運転室内の快適性を向上させ、軽油消費を削減し、CO2の排出量を削減することを目的とする。同社は、三菱化学物流(株)および菱化ロジテック(株)と共同で、平成21年8月に冷房システムを2セット試作し、10tトラック2台に装備の上、冷房システムの性能・燃費改善効果等を把握するための実証実験を開始している。同システムの導入効果は、猛暑の納品待ちの時間も、太陽光発電による冷房でアイドリングストップが可能、10t車1台当たり春から秋で約460L軽油消費を削減(=2~8%の消費改善に相当)、日本のトラック事業者が全車に適用すると、合計165万トン/年のCO2排出を削減、等。今後、平成22年2月に実験データの解析とまとめを行い、7月に第2次実証実験を開始する予定という。
情報源 |
三菱化学(株) ニュースリリース
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機関 | 三菱化学(株)(現:三菱ケミカル(株)) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 燃費 | CO2 | トラック | 三菱化学 | 冷房 | アイドリングストップ | 軽油 |
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