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 JICA、ブラジルの分散型電源導入事業への融資を決定

発表日:2020.04.01


  (独)国際協力機構(JICA)は、ブラジルの「分散型太陽光発電システム導入事業」のために最大1億米ドルを供与する融資契約を締結した。この融資は、ブラジル最大規模の信用組合連合であるSicrediグループに対しての、「シティバンク、エヌ・エイ(本社:ニューヨーク)」との協調融資。電力の約6割を水力発電に依存している同国は、旱魃(かんばつ)等の発生によって、電力供給の不安定化や電力価格の高騰リスクがある。ブラジル政府は、パリ協定に基づき、水力発電を除いた再生可能エネルギーの比率を、2019年の19%から2030年までに28~33%に高める独自に掲げており、2012年以降、分散型発電の導入を進めていた。Sicrediグループは、2016年より、組合員による太陽光発電システム導入のための小口融資プログラムを開始し、既に約250MWの導入を支援している。今回の協調融資は、同グループの長期資金ニーズに対応し、ブラジル政府が進める太陽光発電システムの普及に貢献するという。

情報源 国際協力機構 ニュースリリース
機関 国際協力機構
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 分散型発電 | パリ協定 | 協調融資 | 分散型太陽光発電システム | 旱魃
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