環境省は、仮置場からの除去土壌等の流出事案を踏まえた対策の実施状況を公表した。これは、令和元年東日本台風の豪雨に伴い除去土壌等を保管する大型土のう袋の一部が流出したことを受けて、同省が実施した仮置場の総点検の結果、流出防止等対策が必要と確認された仮置場(福島県内の12箇所)について、同省及び市町村が対策を実施し、令和2年5月末までに全て完了したもの。流出防止等対策の実施状況は、1)対象仮置場は、国管理:浪江町1箇所、市町村管理:11箇所(内訳:いわき市2箇所、二本松市2箇所、伊達市2箇所、川俣町1箇所、川内村4箇所)、2)対策内容は、除去土壌等の搬出、又は仮置場内における移設:8箇所、柵の設置・補強、又は土のう積み:5箇所である。同省では、今後の対応として、1)日常の点検・管理の徹底、2)災害時の事前措置等の対応等を実施するという。