松下電工(株)は、建築廃材などの木材リサイクル原料を100%使用した新素材を業界として初めて開発。この新素材を採用した木質床材(フローリング)を、2007年12月1日に新発売した。木質床材業界では、地球環境保全や調達安定性などの視点から、合板に替わる環境性・持続的供給性のある基材の新規実用化が大きな課題になっている。この課題を解決するため、同社では、新たな取り組みとして木質床材製品にリサイクルの概念を導入。3年にわたる研究開発の結果、今回の新素材の開発・実用化に成功した。この新素材の採用により、年間で東京ドームおよそ135個分の森林面積を温存できるほか、同社製の一般木質床材に比べて「へこみ量が約1/3」で耐久性が大幅に向上するという。