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 岡山大、水害発災時の片付けごみ排出行動を調査分析

発表日:2020.07.30


  岡山大学は、水害の被災住民を対象とするアンケート調査の結果に基づき、片付けごみの排出パターンを解明した。同大学は、災害廃棄物への対応の成否は、片付けごみが本格的に発生するまでの短い期間の、自治体による計画的なごみの受け入れ準備の可否によって決まるという視座から、被災者の片付けごみ排出行動の詳細を把握するために、平成30年7月豪雨で被災した倉敷市真備町の住民(800世帯)に対して、片付けごみの排出動態(排出したごみ種類、排出量、排出時期等)および排出行動(排出ルールの認知や排出先・排出手段、不法置場の認知と排出理由等)に関するアンケート調査を実施した(調査実施期間:2019年7・8月、調査票回収率:約34%)。その結果、浸水深ごと、片付けごみの種類ごとの排出パターンが明らかになり、自治体が収集計画や排出ルールを決める際の留意点なども示された。その他、水害廃棄物対策の検討に役立つ知見などを含む、調査研究成果の詳細を第31回廃棄物資源循環学会(2020年9月16日、Web開催)で発表するという。

情報源 岡山大学 プレスリリース
機関 岡山大学
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 災害廃棄物 | 岡山大学 | 倉敷市 | 水害 | 平成30年7月豪雨 | アンケート調査 | 被災住民 | 排出パターン | 片付けごみ | 水害廃棄物対策
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