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 DIC、回収ペットボトルを配合したドライラミ接着剤を開発

発表日:2020.12.01


  DIC(株)は、回収ペットボトルを25%(固形分比)含む軟包装製造用のドライラミネート接着剤を開発した。軟包装の製造はフィルムへの印刷とラミネートにより行われ、ラミネート手法のひとつであるドライラミネーションにはポリエステル、ポリエステルウレタンおよびポリエーテル樹脂等が接着剤として使用されている。包装資材業界では、リサイクルフィルムの開発など環境対応への取組を推進しているが、ペットボトル由来樹脂は硬く、強靭な物性を有するため、柔軟な性質が要求されるドライラミネーションへの適用は難しかった。今回、同社は独自の高分子合成技術により、回収ペットボトルをケミカルリサイクルし、接着剤原料としての適用を可能にした。2021年7月~9月にパーソナルケア製品などの軟包装材料用途として提供を開始し、2023年度に約1,000トンの販売を目指す。加えて、回収ペットボトルを原料とする接着剤製品のラインアップを環境に配慮した無溶剤型の接着剤にも拡充し、接着剤製品全体に展開していくという。

情報源 DIC(株) ニュース
機関 DIC(株) 
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード ペットボトル | ケミカルリサイクル | 軟包装 | DIC | 回収ペットボトル | ドライラミネート接着剤 | ドライラミネーション | 高分子合成技術
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