鹿児島大学は、沖縄の深海に生息する新種のハゼ科魚類を発見し、特徴などとともに国際学術誌に発表した。同大学は、2018年に沖縄本島沖の深さ250m地点にバスケットトラップ(籠に石などを詰めた仕掛け)を設置したところ、採取されたハゼ科魚類が、Egglestonichthys属の魚類であることが識別された。この魚は、全長2.5 cmほどの小型のハゼで、明るい黄色のジグザグ模様に加え、眼が大きく、両眼の間隔が狭いこと、胸鰭の鰭条数が少ないことなどの特徴を有す。沿岸部の深海から小型の底生魚を採集することが困難であったため、追加の日本の標本は採集できなかったが、この標本は、他の同属魚類とは形質が大きく異なることから、新種Egglestonichthys fulmenとして、特徴的な雷のような模様に因み、ライテイハゼとの和名を付して発表された。この発見は深海域における魚類多様性の解明に向けた貴重な知見になるという。
情報源 |
鹿児島大学 トピックス
|
---|---|
機関 | 鹿児島大学 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 深海 | 魚類 | 新種 | 鹿児島大学 | 沖縄本島 | ハゼ科 | バスケットトラップ | 胸鰭 | ライテイハゼ | 魚類多様性 |
関連ニュース |
|