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 凸版印刷、3割薄いプラスチック容器を「超臨界流体」により実現

発表日:2021.02.24


  凸版印刷(株)は、プラスチックの成型において「超臨界流体」を用いることで、プラスチックの厚みを従来よりも約30%薄くした容器を開発し、同社の環境配慮パッケージのラインナップに加えた。同社は、印刷技術をベースに幅広い事業活動を展開しており、よりよい社会と心豊かで快適な生活に貢献するパッケージを推進している。今回、「超臨界流体」という臨界点以上の温度・圧力下においた、気体と液体の両方の性質を持っている状態の物質に樹脂を融解させることで、プラスチック樹脂を金型(射出成形金型)の隅々まで効率的に行き渡らせ、射出成形において成形が難しかった0.35mm厚までの成形を可能とした。プラスチック使用量の削減や、これまで成形自体が困難だった生分解性樹脂やバイオマスポリエチレンなどの環境対応樹脂にも対応できるという。

情報源 凸版印刷(株) ニュースルーム
機関 凸版印刷(株)
分野 環境総合
キーワード 凸版印刷 | 成型 | パッケージ | バイオマスポリエチレン | プラスチック使用量 | 超臨界流体 | プラスチック樹脂 | 射出成形金型 | 生分解性樹脂
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