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 凸版印刷、環境配慮型の冷凍保存食品向けパッケージを発売

発表日:2020.11.02


  凸版印刷(株)は、冷凍保存期間の伸長(保存コストの低減)を図ることが可能で、リサイクル性の向上も期待できる「冷凍保存食品向けパッケージ(以下「新製品」)」を発売する。同社は、印刷技術をベースに幅広い事業活動を展開しており、1986年に上市した「透明バリアフィルム」の世界的なシェアを高めつつ、国内外における生産拠点の増強を進めている。一方、透明バリアフィルム製包材の新規用途開発に向けて、2016年から大学・研究機関と連携し、畜肉や水産加工品などの「長期保存」に関する効果検証などを進めていた。新製品は、-50℃以下で保管されていた食品の冷凍温度帯を-18℃へ緩和することが可能となり、冷凍時の消費電力を抑え、保存コストを約60%削減することができる(同社検証結果)。使用から廃棄までのCO2排出削減にも寄与し、単一材料で製造することでリサイクル適性の向上も期待できる。冷凍畜肉・水産加工品等の製造・卸売・小売事業者などを当面の販売先と見ており、2021年度までに関連事業含めて約50億円の売上を目指すという。

情報源 凸版印刷(株) ニュースルーム
ニュースルーム
機関 凸版印刷(株)
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード 凸版印刷 | 消費電力 | 冷凍 | パッケージ | CO2排出削減 | リサイクル性 | 冷凍保存食品 | バリアフィルム | 冷凍温度緩和
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