沖縄科学技術大学院大学(OIST)は、大学発スタートアップEF Polymer(株)が3つのベンチャー投資会社とエンジェル投資家から総額4000万円の資金を獲得したと発表した。同社はインド出身の起業家チームで、OISTが2018年に創設した「スタートアップ・アクセラレーター・プログラム」の第2号案件に選定された。インドの干ばつ被害を憂慮し、水不足問題の解決に資するために新しいコンセプトの有機ポリマーを開発し、世界的なグリーンテクノロジー大会でチャンピオンに選ばれている。同社の有機ポリマーは、自重の80~100倍の水を保持することが可能で、土壌に投入すると保水力と肥料保持力の向上が期待できる。また、有機性廃棄物を原料としているため生分解性を有している。サーキュラーエコノミーの世界観の実現を目指し、コア技術の優位性と高い志を持って起業したスタートアップであり、製品がアクリル系ポリマーと競合しないといった点も投資家から評価された。2020年10月からインド国内で製品の販売を始め、その他にも沖縄県と兵庫県、インドの5州でパイロットテストを実施しているという。
情報源 |
沖縄科学技術大学院大学 News
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機関 | 沖縄科学技術大学院大学 |
分野 |
ごみ・リサイクル 水・土壌環境 |
キーワード | インド | 生分解性 | 有機性廃棄物 | グリーンテクノロジー | サーキュラーエコノミー | EF Polymer | ベンチャー投資会社 | エンジェル投資家 | スタートアップ・アクセラレーター・プログラム | 有機ポリマー |
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