水産庁は、南極海における鯨類の非致死的調査(南極海鯨類資源調査)の調査結果の概要等を公表した(調査期間:令和2年12月4日~令和3年3月22日)。この調査は、「鯨類の持続的な利用の確保に関する法律(平成29年法律第76号)」に基づく指定鯨類科学調査法人((一財)日本鯨類研究所)によるもので、南極海の鯨類資源の持続的利用を目的とした調査(非致死的調査)を継続するもの。南極海における大型鯨類の資源量推定、南極海における大型鯨類の分布・回遊及び系群構造等の推定を目的としている。クロミンククジラ(53群、122頭)、ザトウクジラ(384群、739頭)、ナガスクジラ(153群、257頭)、シロナガスクジラ(24群、29頭)等が発見され、一部の個体について自然標識の撮影・バイオプシー試料の採集・衛星標識の装着を行った。我が国は、国際捕鯨委員会(IWC)脱退後も国際機関と連携しながら、科学的知見に基づく鯨類の資源管理に貢献していくこととしており、調査で得たデータ等は、今後、国内外の研究機関と連携して分析・整理し、その成果をIWC科学委員会等に報告するとともに、関連学会で発表するという。
情報源 |
水産庁 報道発表資料
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機関 | 水産庁 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 南極海 | シロナガスクジラ | 水産庁 | 鯨類 | 国際捕鯨委員会 | ザトウクジラ | 非致死的調査 | クロミンククジラ | ナガスクジラ | バイオプシー試料 |
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