静岡県は、AOIプロジェクトの「オープンイノベーション型事業化補助金」を受けた企業等が研究開発に取り組んでいた、オリーブの搾り残渣エキスを使用した化粧が商品化したことを紹介した。AOIプロジェクトは、先端的な科学技術の活用による革新的な栽培技術開発を進め、農業の飛躍的な生産性向上を図るとともに、産学官金の参画を得て、農業を軸とした関連産業のビジネス展開を促進するプロジェクト。(株)CREA FARM(静岡市)は、民間事業者がコンソーシアムを構成し、オープンイノベーションで取り組みながら行う事業化を目指す「オープンイノベーション型事業化補助金」を受けて、静岡県立大学などとともに、オリーブオイルの製造過程でオイルを搾った後に残る実・皮・種(残渣)を利用した化粧品開発に取組んでいた。今回、令和3年3月2日に化粧品が販売開始したことを踏まえ、同社や県立大学らが同県知事を表敬訪問しAOIプロジェクトの成果を報告する(日時:令和3年4月26日)。SDGsなど世界的な環境意識の高まりの中、環境に配慮した製品であるという。