沖縄県は、令和2年度有機フッ素化合物(PFCs)環境中実態調査(冬季調査)の結果を公表した。県では平成28年度の全県的なPFOS(PFCsのうちパーフルオロオクタンスルホン酸)等の調査結果を踏まえ、比較的濃度の高かった普天間飛行場周辺の地点を中心にモニタリングを行い、普天間飛行場下流側湧水等でPFOS等濃度が高いことを確認してきた。平成30年度冬季調査からは比謝川周辺等でも調査を実施し、令和元年度調査からは、PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)を調査項目に加えた。令和2年度夏季調査にて、新たにキャンプハンセン、キャンプシュワブ周辺等にも調査地点を設定し、今回、冬季調査結果についてとりまとめた。普天間飛行場周辺21地点を含む米軍基地周辺59地点で調査を行った結果、PFOSおよびPFOA(パーフルオロオクタン酸)の暫定指針値(50 ng/L)を超過した地点数は計34地点、全調査地点中の最大濃度は嘉手納町の民家地下水の2,800 ng/Lであった。嘉手納飛行場、普天間飛行場周辺の超過については、基地からの影響である蓋然性が高いと考え、国に調査及び対策を求めていくという。
情報源 |
沖縄県 報道提供資料
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機関 | 沖縄県 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 地下水 | PFOS | 沖縄県 | PFOA | 有機フッ素化合物 | 普天間飛行場 | キャンプハンセン | キャンプシュワブ | 米軍基地 | 嘉手納飛行場 |
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