北海道大学、アラスカ大学および国立極地研究所からなる国際共同研究グループは、北洋(太平洋北部およびベーリング海・オホーツク海)で温暖化後も種の生育(生息)適地として残る海域を特定した。北洋では大きな気候変動が起きており、温暖化と海氷の減少が生物多様性に変化をもたらしている。同研究グループは、ベーリング海のアラスカ寄りに位置し、水深200 m以浅で大陸棚が広がる好漁場として知られている東ベーリング海(以下「EBS」)を重点的に調査した。今回、アメリカ大気海洋庁(NOAA)が底曳網調査(1990~2018年)において採集した159の海洋分類群データを用いて、EBSにおける「種の豊富さ(種数)」と「多様性の遷移(経年変化)にかかる指標値」を算出し、それらを乗じることでEBSの北部と南部2箇所に「生物退避場所・環境(レフュージア)」が存在していることを見出し、さらに過去約30年間、冬季の海氷や水温変化が比較的小さい海域と合致していることを明らかにした。レフュージアの特定・区分、確保による適応策の実施が求められるという。
情報源 |
北海道大学 プレスリリース(研究発表)
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機関 | 北海道大学 |
分野 |
地球環境 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | NOAA | ベーリング海 | 適応策 | 温暖化 | アラスカ | オホーツク海 | 東ベーリング海 | 底曳網調査 | レフュージア |
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