新潟県妙高市は、令和3年4月1日付で「妙高市希少野生動植物保護条例」が施行したことを紹介した。同市にある妙高戸隠連山国立公園の火打山には、国の天然記念物・絶滅危惧種に指定されているライチョウ(学名:Lagopus muta)が生息し、またヒメギフチョウやゴマシジミ、オオルリシジミなどの昆虫類、オキナグサヤマシャクヤクなどの草本植物など貴重な動植物が多い。こうした野生動植物は、その希少性の高さからインターネット等で高額で取り引きされる傾向にあり、乱獲による絶滅の危険が高まっていると考えられた。同市は、市内に生息・生育する希少な野生動植物を保護し次代へ継承することを目的に、条例を制定・施行した。市内において生息数が減少し絶滅が危惧される動植物22種を指定し、市内全域で捕獲・採取・殺傷・損傷を禁止する。定期的に「指定希少野生動植物保護監視員」が監視活動を行い、違反すると罰則(1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)に処せられる。
情報源 |
妙高市 新着情報
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機関 | 妙高市 |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 乱獲 | ライチョウ | オオルリシジミ | 妙高市 | 妙高戸隠連山国立公園 | 妙高市希少野生動植物保護条例 | ヒメギフチョウ | ゴマシジミ | オキナグサヤマシャクヤク | インターネット取引 |
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