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 鹿嶋市、ジャンボタニシの除去を呼びかけ

発表日:2021.05.18


  茨城県鹿嶋市は、一部の地域でスクミリンゴガイ(通称:ジャンボタニシ)の発生が確認されたことを受け、同種の除去等を呼びかけた。同種は南アメリカ原産で、1981年に食用目的で日本へ導入され、その後野生化した貝による水稲などの農作物被害が問題となっている。環境省と農林水産省が作成する「生態系被害防止外来種リスト」において対策の必要性が高い「重点対策外来種」に選定されており、国際自然保護連合(IUCN)が作成している世界の侵略的外来種ワースト100にリストアップされている。同市では、田植期から水稲育成期に同種が大量発生することで、柔らかいイネが食べられてしまうことを危惧し、ピンク色の卵塊を見つけた場合、ゴム手袋をした上で、水の中に落とすか、つぶして孵化しないようにすることを呼びかけている。また、秋から冬の対策として、同種は寒さに弱いことから、丁寧に耕転することで、土の中で越冬している同種の防除することができるという。同市は発生予防に向け、理解と協力を求めている。

情報源 鹿嶋市 農林水産課 新着情報
機関 鹿嶋市
分野 自然環境
キーワード 水稲 | 生態系被害防止外来種リスト | 鹿嶋市 | スクミリンゴガイ | ジャンボタニシ | 農作物被害 | 重点対策外来種 | 侵略的外来種ワースト100
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