国内ニュース


 四日市市、耕起による外来種「ジャンボタニシ」対策を呼びかけ

発表日:2021.12.08


  四日市市は、圃場の耕起による「スクミリンゴガイ(学名:Pomacea canaliculata)」対策を呼びかけた。同種は、ジャンボタニシと呼ばれ、南アメリカ原産で、1981年に食用目的で日本へ導入され、その後野生化した貝による水稲などの農作物被害が問題となっている。環境省と農林水産省が作成する「生態系被害防止外来種リスト」において対策の必要性が高い「重点対策外来種」に選定されており、国際自然保護連合(IUCN)が作成している世界の侵略的外来種ワースト100にリストアップされている。三重県病害虫防除所によると、令和3年6月における同所の巡回調査圃場において、過去7か年のスクミリンゴガイ発生圃場率(平均4.9%)を大きく上回る8.5%の圃場で発生が確認されている。来春以降の被害を軽減するためにも、これからの寒い時期に圃場の耕起をすることで同種を寒気にさらして死滅させ、防除を進めて欲しいという。

情報源 四日市市 新着情報
機関 四日市市
分野 自然環境
キーワード 国際自然保護連合 | IUCN | 四日市市 | 生態系被害防止外来種リスト | スクミリンゴガイ | 重点対策外来種 | 侵略的外来種ワースト100 | 三重県病害虫防除所 | 耕起 | 厳冬期
関連ニュース

関連する環境技術