新潟県は、「AGA MINAMATA-水俣病は終わらない-」を開催する(開催期間:令和3年7月13日~8月9日)。今回のパネル展は、写真家(フォトアーティスト)小原王明氏から、新潟水俣病に関するパネル写真56点が新潟県立環境と人間のふれあい館に寄贈されたことによる。同氏は新潟水俣病が発生した阿賀町など阿賀野川流域に通い、患者を被写体に撮影を続け、2018年に写真集を出版していた。今回、寄贈された写真を展示することにより、新潟水俣病への理解を深め、環境を大切にする意識を育んでほしいとパネル展(前編)の開催に至った。同館は、水環境の大切さを学習するために、自然とのふれあいが体験できる施設であり、水俣病のような悲劇を繰り返さないよう、その経験と教訓を後世に伝えていくことを目的としており、「新潟水俣病への理解を深めるため多くの方に来場してほしい」という。