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 奈良県、希少なトンボ「コサナエ」の新たな生息地を確認

発表日:2021.06.29


  奈良県は、同県の特定希少野生動植物に指定しているトンボ「コサナエ(学名:Trigomphus melampus)」の新たな生息地が確認されたと発表した。同種は、コサナエ属の中では一番小さなトンボで、東日本では普通にみられるが、西日本では高地に局地的に確認されるのみ。同県においては下北山村(吉野郡)の限られた場所でしか確認されていなかった。同県では平成22年4月に奈良県希少野生動植物の保護に関する条例第9条により、コサナエを含む動植物12種を「特定希少野生動植物」に指定し、捕獲・採取、殺傷・損傷を禁止し、保護に努めていた。今回、同種を奈良市内で発見したとの連絡を受け、職員が発見者(森と水の源流館職員)とともに現地確認を行ったところ、オスの個体を確認した。この発見は同種の保護に貢献できる知見であるという。

情報源 奈良県 新着情報
機関 奈良県 森と水の源流館
分野 自然環境
キーワード 生息地 | 条例 | 奈良市 | トンボ | 特定希少野生動植物 | コサナエ | コサナエ属 | 森と水の源流館
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