国内ニュース


 NEDO、地下水熱エネルギーによるZEB化実証施設を紹介

発表日:2021.07.06


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、再生可能エネルギー熱利用技術開発(2014~2018年度)の成果である「高効率帯水層蓄熱システム」を活かしたZEBの実証施設を整備した。同システムは、初期導入コストの23%削減・1年間の運用コストの31%削減(従来システム比)を達成できる見込みが確認されている。今回、2019年にスタートした「再生可能エネルギー熱利用にかかるコスト低減技術開発(助成事業)」において、日本地下水開発(株)とゼネラルヒートポンプ工業(株)が山形県山形市内に実証施設を新築した(地上2階、鉄骨造、建築面積285 m2)。外皮断熱などに加え、同システムを活かした給湯・冷暖房・無散水消雪設備や、太陽光発電パネルが設置されており、専用ヒートポンプを組み込んだトータル熱供給システムとして通年で運用し、同システムのZEB適応性を検証する。地下水熱エネルギーの有効活用による建物のエネルギー収支ゼロを目指すという。

情報源 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 (国研)新エネルギー・産業技術総合開発機構 日本地下水開発(株) ゼネラルヒートポンプ工業(株)
分野 環境総合
キーワード 太陽光発電 | ヒートポンプ | 給湯 | 冷暖房 | 地下水 | ZEB | 高効率地中熱利用システム | コスト低減技術 | 外皮断熱 | 無散水消雪
関連ニュース

関連する環境技術